茨城県かすみがうら市柏崎窯跡群1号窯出土須恵器

 本須恵器窯は2000年〜2002年にかけて4次にわたり調査が行なわれました。その結果、傾斜30度を超える急斜面に掘削された全長10.1m(水平距離)の地下式窖窯であることが判明しました。

この須恵器窯跡からは、蓋坏、高坏、提瓶、平瓶、横瓶、、甕などが出土しました。蓋坏類および金属器模倣坏の形態等から、7世紀前半代の年代を与えることができます。

従来この地域では、奈良時代の瓦窯跡の存在については周知されていましたが、古墳時代の須恵器窯跡については認知されていませんでした。調査の結果、茨城県において最古の須恵器窯跡であることが確認されました。茨城県域のみならず、関東地方における須恵器生産の確立および流通を考える上で重要な資料といえます。

(小野)

                                       


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