陶質土器(出土地未詳,三国時代)

 上の写真は出土地未詳の陶質土器である。右の有蓋高坏は脚部に見られる交互透孔、蓋の外面に施された連続三角文、そしてつまみに穿たれた透しなどの特徴から、新羅土器である可能性が高いと考えられる。左の台付長頸壺も透しのある台が付くことから、新羅土器であると考えられる。特にこの台付長頸壺は、口縁部が外反するものの、段を有していない。定森秀夫氏の言うように有段口縁が6世紀中葉前後に出現する特徴なのであれば、それ以前、つまり6世紀初頭に作られたものではないかと推察できる。有蓋高坏も、短脚化の途上にある土器と判断でき、同時期のものと考えて差し支えないだろう。(中尾)


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筑波大学人文社会科学研究科歴史・人類学専攻 先史学・考古学コース
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